コネコのおうち

子育てを科学的に分析します!

子どもは◯◯を食べることで賢くなります!(大人も当てはまります)〜理論編〜

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子ども達の体や脳に本当に良い食事とはなんだろうか?

自分は職場で子ども達にご飯を作ってあげていたりするのですが野菜や魚が嫌いな子が多くすごく悩んでいます。実際に好き嫌いが多い子どもは身長が伸びにくかったりするのを見ているので栄養のある食事ってめちゃくちゃ大切なんだなと感じていたりします。今回は僕の経験などから子ども達の体や脳に良い食事について考えていきたいと思います!

まず、自分の子どもについて以下の質問にチェックを入れてください

Qフライドポテトなどのジャンクフードを週に一回以上取り入れている

Q青魚を週に一回以上食べていない

Q集中力がない、注意力が散漫である

このような質問に全て当てはまった場合、子どもの食生活について見直しても良いかと思います。

その理由について見てきましょう!

飽和脂肪酸をとると学習能力が低下する!

飽和脂肪酸とは牛や豚などの肉類、バターなどの乳製品に含まれる脂肪酸のことを指します。飽和脂肪酸をとればとるほど頭が硬くなると言われており、トロント大学の研究でネズミに飽和脂肪酸を多く含んだラードを与えた場合、迷路試験の成績が著しく低かったという研究もあります。

⑵オメガ3とオメガ6が頭を良くする

結局、不飽和脂肪酸をいっぱいとろう!という結論に至ります。では不飽和脂肪酸にはどのようなものがあるのか?まず、その代表が必須脂肪酸であるオメガ3とオメガ6です必須脂肪酸とは体内で生成が不可能で食物で摂取しなければならない脂肪酸のことです。例えば母乳で育てられた子どもの方が粉ミルクで育てられた子どもに比べIQが高いという研究があります。この理由として母乳には必須脂肪酸が多く含まれているからだと考えられています。また、ADHDの子どもは必須脂肪酸の摂取量が少ないと考えられており、青魚に含まれるDHAEPAを多く摂取させたところ学習能力が向上しただけでなくADHDが改善したという症例もあります。

⑶オメガ6は無視しても良い、オメガ3をいっぱいとろう!

では必須脂肪酸であるオメガ3とオメガ6をいっぱい摂取しょう!と言いたいのですがこの二つは脳と体に正反対の働きをします。それはオメガ3は脳と体の炎症を抑える働きがあり、オメガ6は逆に炎症を促進する働きがあるのです。オメガ6が炎症を促進するからいらないのでは?と思うかもしれませんが、そうではなく炎症は感染症などにかかったときに免疫系が病原体をやっつけるために起こることなので人間の体にどうしても必要になってきます。ここで大切なのはオメガ3とオメガ6の摂取の割合を1:1にすることです。しかしながら、現代の日本人はオメガ3とオメガ6に摂取量が1:4と偏っていると言われており、その原因は日本の食事環境にあります。昔と比較しても今では加工食品や冷凍食品、砂糖、小麦粉を摂取する人が多くなっていると考えられており、実はこれらの食品はオメガ3がほとんどなく、オメガ6ばかり含まれている食物です。つまり、ある程度ほっといてもオメガ6はなにかしら勝手に食物で摂取されるのでオメガ3を意識してとろう!ということになります。オメガ3が豊富に含まれる食物はイワシ、サンマ、サバ、アジ、鮭、マグロなどの青魚が多いです。なお、マグロは水銀を多く含むために食べ過ぎには注意です。

 

⑷頭を賢くする脂質がある。

人の脳の50%は脂質でできていると言われています。その中で子どもの知能を格段に高めるのがリン脂質です。リン脂質は神経細胞などの細胞の膜を作る主成分となる脂質です。神経細胞の膜には伝達物質をキャッチして情報を伝える役割があり、リン脂質が不足している場合、上手く脳内の情報が伝わらなくなり頭が回らないことがあります。リン脂質は体内で生成される脂質であり、絶対に取り入れなければならないというわけではないのですが食物を通して取り入れることで脳の働きをさらに高めることができます。リン脂質は鶏卵、大豆食品、サバなどに含まれており特に鶏卵は安価で手に入るスーパーブレインフードなので積極的に食べいくとよいでしょう

 

以上、結論として卵と青魚を食べると賢くなれるという話でした。特に卵なんかはめちゃくちゃコスパが良くておすすめです。いっぱい卵食べたらコレステロールが上がらない?という疑問があると思いますが1日3〜4個程度なら逆にコレステロール値が改善するようなので気にせずに積極的食べていきたいですね。

参考

https://www.amazon.co.jp/子どもの脳は食べ物で変わる-生田哲