コネコのおうち

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学校の行き渋り その子の心理とは?

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子どもの学校の行き渋りについて考えてみます。

我が子が「もう学校に行きたくない!」と言って学校に行くのを渋るといった経験はありますか?おそらく小学生以上の子ども達を持つ両親の方々はほとんど経験しているのではないでしょうか?子ども達が学校に行きたくない場合、どのような声かけをすればよいか困っている方は多いのではないかと思います。今回、子ども達が学校に行きたくない心理とその場合、どのような関わりがよいのか考察したいと思います。

⑴「行きたくないモード」に入ってしまうとやっかいである

子ども達が「学校に行きたくない」という前に何か前兆はありませんか?例えば、学校に行こうといざカバンを背負ってみると「カバンが重たい!」と言って動かなくなる。その出来事がきっかけで学校にも行かないと言い始める。このように子ども達は何か嫌なことがあると他のことに連想をつなげてしまう傾向にあります。

 

⑵「学校に行かない気持ち」は「学校に行く気持ち」の数倍のパワーを持っている

子どもが学校に行かないと言い始める瞬間は短いのに対して学校に行くように持っていくのに長時間かかることは多いのではないのでしょうか。それも当然のことで本来ネガティブな気持ちはポジティブな気持ちの3〜5倍程度強いと考えられており人間の本能的な部分でもあります。特に小学生低学年の場合、まだ理性を司る前頭葉が成長段階でもあるのでどうしてもネガティブな気持ちが勝ってしまうのだと考えられます。

 

⑶落ち着いて深呼吸して関わってみましょう

「学校に行かないモード」に入った場合、どのような反応をすれば良いのでしょうか。まず、してはいけない言葉かけは「早く学校に行きなさい」と言うことです。ネガティブになっている子どもに対してネガティブな声かけは悪影響にしかなりません。しかしながら、「学校に行きなさい!」と声かけをしている方がほとんどだと思います。なぜなら「学校に遅刻するから早くして」など時間に制約がある場合、焦りの気持ちが生まれるのでどうしても丁寧に子どもの話を聞いてあげることはできません。ここで焦ることは当たり前でそのことを想定した上でまずは深呼吸することが大切だと個人的に思います。無理やり力づくで引っ張っても親は疲れるだろうし子どもも嫌な気持ちにしかなりません。そうではなく学校に遅刻してもいいんだと心の余裕を持って丁寧に子どもの話を聞いてあげることが一番です。今は難しくても少しずつ頑張ってみましょう。その努力は子どもの信頼関係を築くことのもつながります。