コネコのおうち

子育てを科学的に分析します!

子育てがその子の将来の恋愛に影響するぞ!って話

ダメ男(女)と付き合っているとします。周りから「そんな人早く別れた方がいい」と言われながら頭ではわかってはいるけれども関係を続ける・・・・そんな経験を重ねている人はいませんか?

ちょっと待って!これ子育てブログだよね?恋愛?と思った人もいるかもしれません。過去の親の養育が将来の子どもの恋愛の傾向に影響を与えるという文献を読んだので紹介します。

まず、結論から述べます。

毒親に育てられた子どもはいつまでたっても「幸せ」「心の安寧」「自己肯定感」をを手にすることができないそれは恋愛にも悪影響だよ!ということです。

ここで「毒親」とは簡単に「子どもたちの将来や人生全般に悪影響を及ぼす親」のことを指します。

ここで具体例から紹介してみます

ケース1ヒモ男と別れられないA子

A子「B夫くんちょっと話があるんだけど・・・・・」

B夫「話?そんなことよりさ、俺の話聞いてくれよ」

A子「え?うん・・・」

B夫「俺、前から言ってる通り、世界を股にかけるビジネスしたいんだよね。でも貯金が底をついちゃって、お金貸してくれない?」

A子「でも前もそう言って競馬とパチンコに使ってきたじゃない!私のお金いつ返してくれるの?」

B夫「前はA子に倍にしてお金を返そうと思ってて・・失敗したんだけど。ごめんな俺はA子のことしか考えてないよ。A子が居ないと俺は生きていけないんだ、お願い今回だけ頼むよ」

A子「仕方ないなー、本当に今回だけだよ、、、」

A子が友人から「そんな人別れた方がいいよ」と何回も言われているにも関わらず「ペットを飼っているものだと思えばいいわ」と強がって言い訳をしている。

 

典型的な共依存のパターンを紹介しました。ではA子はなぜこのようなヒモ男と別れられないのででしょうか?実はA子の幼少期の体験が影響しているのかもじれません。

A子の両親は共に教師です。両親はA子に対して勉強面だけではなく、生活面でも厳しく要求しており、まさに完璧主義の親という感じです。例えば、A子が学校のテストで90点を取ったとしても両親は「A子、100点を取らないとダメ、まだまだ頑張らないと」と言い、A子が親の要求に応えてもさらに要求をしてくるといった様子です。次第にA子は「何をしても認めてもらえない、愛されてもらえない」と思うようになってきます。実はA子は一般的に言われる「いい人」と付き合うと3ヶ月程度で別れてしまい、これは「いい人」→「完璧な人」→「何をしても愛されてもらえない、どこかへ行ってしまうのではないか」と連想してしまうからでしょう。その分、ダメ男と付き合ってしまうのは「この人は離れないから大丈夫」と根本的な安心と安定をもたらしてくれるという心理が働くと読み取れます。

 

子育てへのアプローチ

ではここで子育ての観点からみると「愛情のバランス」が重要ということがわかります。つまり、親が小さい頃から子どもの要求を適度に応え、適度に突き放すことが将来、その子がより良く成長できることにつながります。子どもの要求を突き放し過ぎるとA子のケースのように「何をしても愛されてもらえない」と感じるようになり、一方で子どもの要求に応え過ぎると子どものナルシズムにつながり「何をいっても要求を応えてもらえる」と逆にB夫のように成長してしまうかもしれません。つまり、子どもを放置するのはもちろん過保護も良くないということですね。

 

以上、過去の親の子育てが子どもの将来の恋愛に影響するかもよって話でした。今回「愛情のバランス」って難しいなって思いながら記事を書いていました。自分の場合、子どもたちと関わるときに性格上どうしても過保護になってなんでもやってあげたくなるので要注意だなと感じます。あえて子ども達を安全な範囲で見守って失敗させる経験を積ませることも大切ですね。

毒親」「アダルトチルドレン」の内容はめちゃくちゃ興味があって、また毒親の元で育った子ども達に向けたアプローチに対しても目を向けていけたらなと思います。

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